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相続登記費用|税金・必要書類にかかる費用・司法書士報酬は?

相続登記には、税金や必要書類の取得費用、司法書士報酬など、さまざまな費用がかかります。
自分で手続きを行う場合と専門家へ依頼する場合では、必要となる費用や負担も異なります。
本記事では、相続登記にかかる費用の内訳について解説します。

相続登記にかかる費用の全体像

相続登記にかかる費用は、大きく次の3つに分けられます。

  • 登録免許税
  • 必要書類の取得費用
  • 司法書士報酬

登録免許税は、法務局へ登記申請を行う際に納める税金です。
また、戸籍謄本や住民票などの取得費用も必要になります。
さらに、司法書士へ依頼する場合には、別途報酬が発生します。
費用総額は、不動産の評価額や相続人の人数、依頼内容などによって異なります。
一般的には、数万円から十数万円程度になるケースもあります。
また、2024年4月から相続登記が義務化されており、正当な理由なく申請を怠った場合には過料が問題となる可能性があります。

登録免許税の計算方法

相続登記で必ず必要となるのが登録免許税です。
相続による所有権移転登記では、不動産の固定資産税評価額の0.4%が登録免許税となります。
固定資産税評価額は、固定資産税納税通知書や評価証明書などで確認できます。
たとえば、次のような計算になります。

  • 評価額1000万円の場合は4万円
  • 評価額2000万円の場合は8万円
  • 評価額3000万円の場合は12万円

登録免許税は、収入印紙で納付する方法が一般的です。
また、一定の条件を満たす場合には、登録免許税の免税措置が適用されるケースもあります。

必要書類の取得にかかる費用

相続登記では、複数の書類を取得する必要があります。

戸籍謄本などの取得費用

相続登記では、被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本が必要です。
また、相続人全員の戸籍謄本や住民票なども取得します。
主な必要書類としては、次のようなものがあります。

  • 被相続人の戸籍謄本
  • 相続人の戸籍謄本
  • 住民票
  • 固定資産評価証明書
  • 印鑑証明書

戸籍謄本は1通450円、住民票や印鑑証明書は300円程度となるケースが一般的です。
ただし、本籍地の移転回数や相続人の人数によって必要通数は変わります。
そのため、書類取得費用は数千円から数万円程度になる場合があります。

郵送取得時の費用

遠方の役所から書類を取得する場合には、郵送対応を利用するケースがあります。
その際には、次のような費用も発生します。

  • 郵送料
  • 定額小為替手数料
  • 返信用封筒代

本籍地が複数ある場合には、書類収集に時間と費用がかかるケースもあります。

司法書士報酬の相場

相続登記を司法書士へ依頼する場合には、司法書士報酬が必要です。

司法書士報酬の目安

司法書士報酬は法律で一律に決まっているわけではなく、事務所ごとに異なります。
一般的には、5万円から10万円程度が目安となるケースがあります。
もっとも、次のような事情によって報酬額は変わります。

  • 不動産の数
  • 相続人の人数
  • 戸籍収集の範囲
  • 遺産分割協議書作成の有無

相続関係が複雑な場合には、追加費用が発生するケースもあります。

司法書士へ依頼するメリット

相続登記は自分で行うことも可能です。
もっとも、戸籍収集や登記申請には専門知識が必要となります。
司法書士へ依頼することで、次のような対応を任せやすくなります。

  • 戸籍収集
  • 必要書類確認
  • 遺産分割協議書作成支援
  • 登記申請手続

また、法務局とのやり取りや補正対応なども進めてもらえるため、手続負担を軽減しやすくなります。

自分で行う場合と依頼する場合の違い

自分で相続登記を行う場合には、司法書士報酬は不要です。
そのため、登録免許税と書類取得費用のみで進められます。
もっとも、平日に法務局や役所へ行く必要があるほか、書類不備があると再提出が必要になるケースもあります。
一方、司法書士へ依頼する場合には費用はかかりますが、手続の正確性や時間的負担軽減につながる場合があります。
そのため、費用だけでなく、相続関係の複雑さや手続負担も踏まえて判断することが重要です。

まとめ

相続登記には、登録免許税、必要書類の取得費用、司法書士報酬などの費用がかかります。
登録免許税は固定資産税評価額の0.4%で計算され、書類取得費用や専門家報酬も必要となる場合があります。
また、自分で手続きを行うことも可能ですが、戸籍収集や登記申請には一定の専門知識が必要です。
2024年4月から相続登記が義務化されているため、相続発生後は早めに手続を進めることが重要です。
相続登記の費用や進め方に不安がある場合には、司法書士へ相談し、状況に応じた手続方法を確認することをおすすめします。